はてなブログ

はてなブログ

院試

 院試が終わって1週間が経った。

 院試1ヶ月前に始めた日記だけど、試験直前までは毎日書いてたのに院試が終わった途端更新する気が起きなくなった。当時は無意識だったがやはり現実逃避として始めたのだろう。

 一応忘れないうちに試験の様子を書いておきたい。

 最初に、試験の手応えはまずまずだった。ただ、計算問題中心のはずがいきなり暗記に化けた科目が1科目だけあり、そこは荒れた。なんとか思い出そうと必死に頭をひねったが、そもそも覚えたことが無かった。素直に白紙で出した。

 白紙といえば志望理由書。これは本当にストレスの塊で、提出当日まで肝心の志望理由が思いつかず欄が真っ白だった。結局徹夜で焼き切れた脳を絞りに絞ってひり出した駄文で埋めて提出はしたけど、これ書くぐらいなら院行かねえわボケと暴れ回ったのを憶えている。大学側も志望理由で悩むようなやつに来てほしくはないと思う。

 院試前日にも関わらず徹夜を強いられた僕は志望理由書を書いたあと泥のように眠った。大詰めにも関わらずたっぷり寝てしまった。志望理由書は提出後も僕を苦しめた。
 
 こりゃもう受からねえわと思いながらも試験当日、40分前には会場に着いた。まだスカスカだろうと思って辺りを見ると7割ほどの席は既に埋まっていてやる気の差を見せつけられた。コロナ対策のためか左右に加えて前後の席も必ず1マスずつ空くようにセッティングされていた。だいたい200人ぐらい入れそうな教室に40人しか入ってなくて、かえって集中しやすかった。

 トイレに行ったり周りを見習って本を開いて他の受験生を威圧しているうちに時間になった。分厚い問題用紙と薄い解答用紙が配られて180分の試験が始まった。試験の手応えについては上に書いた以上のことは特に無い。
 面白かったのは、隣の席のオタクが試験開始後数十分もしないうちに動きがピタッと止まり、ため息と唸り声を上げる何かに変貌したことだ。試験会場の雰囲気から院試を受ける人間はみんな真剣に勉強してきていると思っていたので彼の存在は心強かった。お互い合格してるといいな。
 試験が終わったあとは同じく院試終わりの友人を誘ってサイゼリヤで愚痴大会を開いた。それぞれの試験の出来栄えだけでなくオンラインではとても書けないようなネタもありとても盛り上がった。

 結論として、合格点は取れたように感じる。となると、志望理由書の評価が心配だ。合格発表は2週間後。
 受かっても地獄、落ちても地獄だけど、リクルートスーツを着て炎天下の市街を徘徊する灼熱地獄よりは冷房の効いた部屋で延々と進捗を詰められる無間地獄の方がまだマシだ。合格を期待する。